3合炊きの大きさで4合炊けるコンパクト炊飯器
ニックネーム:検非違使 さん
【初見】3合炊サイズの大きさで4合まで炊ける圧力IH炊飯器。
本体内部に4つの底ヒーターを搭載する「炎舞炊き」に対応。
上位モデル(NW-LB10)同様に部分的な集中加熱を行うことで激しい対流を起こし、甘みを引き出すことができる。
内釜は鉄とアルミステンレスを組み合わせた「鉄?くろがね仕込み?豪炎かまど釜」を採用する。
質量は954g(実測値)とやや重めの印象だ。
【デザイン】【サイズ】カラーバリエーションは濃墨(BZ)、絹白(WZ)の2色。
どちらもマット調となっており、上質。
上蓋は天面が小さい、台形となっており、実際よりもコンパクトに見受けられる。
本体サイズは幅230×奥行き305×高さ205mm。
5.5合炊きの上位モデルと比べても一回り小さい。
【使いやすさ】天面に様々なボタンを配置し液晶ディスプレイを見ながら操作する仕組み。
お米選択ボタンで白米、無洗米、玄米を切り替え、メニュー選択ボタンでメニューを選ぶ。
メニューが非常に多いので最初は悩みそうだ。
ただ複雑な操作をほとんどないので、慣れればスムーズに操作できるはず。
本体でやや残念だったのはハンドルがないこと。
炊いた後、別の場所に持ち運ぶ使い方は想定していないようだ。
【炊き上がり】白米の普通モード、熟成モード、急速モードでコシヒカリを炊飯してみた。
第一印象は非常にもっちりとした食感が印象に残る。
香りや甘さよりももっちり感が強め。
これは普通モードも熟成モードも同じ。
普通モードはやや甘みが減り、さらに急速モードをでは甘みはあまりを感じず、水っぽさが強くなった。
【手入れのしやすさ】メンテナンスは内ぶたと内釜を洗うだけのシンプルな仕組み。
圧力タイプの中では非常にメンテンス性が高い。
【機能・メニュー】食感はしゃっきりからもちもちまでの5段階と、高齢者向けのやわらか、よりやわらか、を用意。
一番の特徴は前回のごはんの感想を選ぶことで、最大81通りの炊き上がりに調節できる『わが家炊き』機能を搭載すること。
炎舞炊きシリーズだけの機能だ。
【総括】コンパクトボディにフラグシップモデルと同じ炎舞炊き機能を備えたモデル。
ご飯の炊き上がりは非常によく、高級炊飯器として納得のいくレベル。
炊飯頻度の高い3合でも美味しく炊けるのは4合炊きで火力に余裕があるからだと言える。
しかし、5合炊きの上位モデル(NW-LB10)との価格差は1万円前後と小さい。
サイズを重視するなら選択肢になるがコスパを考えると上位モデル(NW-LB10)とどちらを選ぶか判断に迷う。